絵を描く人のための独学画家のブログ

画家エンドウシノブ

バスキング初日、たった4時間で2,405ドル稼いだ話

2018/06/05
 
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ニューヨークで個展を開いたり、グラフィックデザインを勉強したり、日本をバイクで放浪したり、スクーターでニュージーランド一周したり、バスキング(路上パフォーマンス)するために現在オーストラリア・メルボルンに在住しているやりたい放題の画家エンドウシノブです。 独学で絵を描き続けてたくさんの経験をしているので海外のアートを絡めてシェアしています。

オーストラリアに来た目的のひとつ、バスキング。

 

路上で音楽をやる人、絵を描いて売る人、ワイヤーアートで稼ぐ人、マジックをして道行く人たちを楽しませる人。

そんな人たちを『バスカー(バスキングをする人)』と呼ぶ。

 

 

パフォーマンス系でもないし、地道にチマチマと仕上げる私の絵のスタイルだとあまり投げ銭の期待は薄いんじゃないか・・と悶々と考えながら下準備を日々していた。

最初に描いた絵はSydneyのレストランに飾られているので手元から離れてしまい、さらに2枚の絵を完成させて3枚目の絵を6割方完成させた状態で路上へ向かった。

 

かねてから狙いを定めていた美術館前を陣取る。

絵のバスカーも少なく2017年9月現在、北斎展も開催されており日本のアートに興味を持った人たちが通るに違いないと睨んでいた。

 

 

最初の私の目的

完成してる2枚の絵、Sydneyにある絵のプリントしたものを路上に置き、描き途中の絵をイーゼルに立てる。

投げ銭用の箱も用意した。

『マア!なんて素敵な絵なの!アメージングだわ!これで絵の具を買って絵を続けなさい』とか言われて札投げ入れられるのを正直めっっっっちゃ期待してた

そんな人が3〜5人もいれば4時間(同じ場所での絵のバスキングは4時間まで)でそこそこ稼げて、しかも絵が描けるなんてサイコー

 

 

としか考えてなかった私。

 

 

現実

 

違かった、現実は違うんだ。

投げ銭だけの期待でパフォーマンス系でもない絵のバスキングはやめておけ・・音楽より全然稼げない。

実際4時間描いて投げ銭してくれたのは数人で、合計が$5。 オイ・・

 

確かに絵を描いてバスキングしてる人たちの投げ銭入れの箱には『絵を続けるために金をくれ』とそこまでストレートじゃないにしろ書いてる人もいる。

多分パフォーマンス系じゃない限り投げ銭で稼ぐのは難しいのが現状である。(音楽は別で、結構稼いでる人いる

しかし投げ銭はそこまでじゃないにしろ、声をかけられるのは想像よりもかなり多かった。気がつくと取り囲まれてたりするし、音楽のバスカーよりも絶対にお客さんたちと話せる機会はある。

 

お客さんが後から送ってきてくれたマヌケ顔のわたしの写真(うるさいわ

 

 

で、私はどうやって$2,405(約21万円)をたった4時間で稼いだかというと、だ。

 

 

初バスキングで何人かに連絡先を聞かれたのでインスタグラムを教えていた。インスタはギャラリー代わりにしていて余計なものは載せていない。

わたしの絵は結構年配の女性に好かれることが多かったためインスタやってない方が多くて、そういう人にはGmailを直接教えた。

初バスキングのあと、メールをくれた人の中にロビンという女性がいて絵の値段を聞いてきた。路上では『まだ決めてない』の一点張りだったわたし。だってその時は原画売る気なかったから。

原画は$2,400だけど複製画作るから待っててとメールした。

しかしロビンは原画を$2,400で買うと言ってきた。

 

はっきりは売ると言わなかった。バスキングを続けるのにたくさん絵がある訳でもなく迷ってたし、正直そんな軽めに$2,400イケるならもっと高くすれば良かったとか(強欲)、もっとたくさんの人に原画を見てもらいたい欲もあった。

 

 

とりあえず12時15分に前と同じ場所で、とメールは終わったんだけど、昨日行ったらもう封筒に$2,400全額現金で持ってるもんだから根負けした。

 

ロビンはそのまま去って行き、$2,400を握りしめたオドオドしたわたしが路上に取り残されたのだった・・

この日もバスキングをやろうと準備をしてきていたので、そのままオドオドと現金をカバンの奥の奥にしまい込んで、カバンのヒモを足に絡ませて盗まれないような対策をしてから路上で描き始める。

 

2回目にしてポストカードも作ったのでそれが売れる。

飾りで置いていただけの唯一のプリントの絵も売れてしまった。

お釣りがないことに悩まされ、わたしの露店は数枚のポストカードだけになってしまったので、この日は早いところ切り上げた。この日も$100近くは稼いだと思う。

 

 

 

 

再度計画を練り直す

 

なんだか大金を持ち歩いていて疲れてたせいか、帰ってきたわたしはのび太の速さで寝た。

 

 

ハア・・ハア・・・・(持ってるの怖いので起きてすぐ銀行へ預けました

 

日本ではこういうこと考えられない。オージーの家に行くことも多々あるんだけど、みんな絵をたくさん飾っている。

わたしは無計画な人間だけれど、ここばかりは計画を立てなければならないと決意し、懐の余裕でつい買ってしまったアイスを食べながら今後の計画を立てることにした。(アイスうまい

 

 

オーストラリアの人たちは『絵を買う』ということに慣れている。

文化として成り立っているなあと身をもって感じた。わたしのことを誰も知らない状況で、$2,400だといえば絵がよければポンと払う。

逆に『絵は買うもの』なので投げ銭してくれるのは少ない。だからポストカードや複製画を作ったりすることもかなり有益になる。

あくまでもわたしの絵のスタイルの場合。そしてメルボルンの土地柄も少なからずあるので、バスキングを行う国や場所にもよるかもしれない。

 

 

アーティストの方はこちらもどうぞ

オーストラリアでポストカードや複製画を作る方法

 

 

今日はバスキングに毎回きてくれたお客さんが経営してるギャラリーバーに誘われているので楽しんできます。

Kado Were Houseっていうお店で、Kadoというのは華道のことらしい

 

こんな出会いもたくさんあるので、音楽でもアートでもバスキングをやりたい人は、まずは一歩路上へ出て仕事道具を出してみれば『なんでもっと早くやらなかったのわたし』と嘆くほど楽しい。

騙されたと思って一度チャレンジを。

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