絵を描く人のための独学画家のブログ

うまくいかなかったらコレ。アート系バスキングの5つのコツ

 
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ニューヨークで個展を開いたり、グラフィックデザインを勉強したり、日本をバイクで放浪したり、スクーターでニュージーランド一周したり、バスキング(路上パフォーマンス)するために現在オーストラリア・メルボルンに在住しているやりたい放題の画家エンドウシノブです。 独学で絵を描き続けてたくさんの経験をしているので海外のアートを絡めてシェアしています。

前置きが長いので飛ばす方はこちら

こんにちはこんばんは。ブログ更新するする詐欺で多くの方が被害にあっている中、ボーッとしてるわたしです。わたしが発する『やる!』は『こんにちは!』くらいに考えていただけると助かります。ありがとうございます。

さて、最近のわたしはというとメルボルンから遠方へ引っ越したのでバスキングはたまにしか出来なくなってしまいました。ツラん

でも住んでるお家からは海が(ギリ)見えて、庭には野ウサギが走りまわり、オーガニックのレモンの木があって、ユーカリの木の上にはコアラ が寝ているようなド田舎。サイコー

そんなこんなでなかなか表立って活動できる機会が減ったので、今年はSNS(とかブログとかネットショップ)を頑張ろうと思い立って新たにTwitterのアカウントを作りました。

今までもTwitterやってたけどもどうでもいいことばっかりだったので、きちんとアーティストとしてのいい感じのヤツを新しく作って更新し始めたので遊びに来てね。(あわよくばフフフフォローも期待。フォロバしなくて『テンメー!』と思ったらなんか一言アクションもらえればフォロバします)

エンドウシノブのTwitterへ洋子ソ

ア、ついでにインスタです英語ですがどうぞ

アッー、更についでにSUZURIですヒマな時どうぞ

バスカーのお友達が増えましたヨ

前々からありがたいことにブログを見てわたしのバスキングに遊びに来てくださったり、バスキングに挑戦しに来てくれる方々が声かけてくれたりとたくさんの出会いがありました。

※いつかわたしの気合が入って更にみんなの許可が取れたときにバスカー全員をブログで紹介したい(もしコレを読んでたら許可ください

で、ここからがようやっと本題に入るのです。(遅い

実際バスキングをしたり、たくさんのバスカーたちにアドバイスをしているうちに何か見えてきたのでソレをシェアしたいと思いました。ソレ

バスキングが成功しないキミへ

絵がいいのに『全然売れない・・』と嘆いてるバスカーをたくさん見てきました。わたしは最初から運が良かったので調子にのったブログ書いてたせいか、予想よりも売れないと報告・クレームが4000件くらい押し寄せました(ウソ

一人ひとりアドバイスしているとメールが長文になりがちのわたしはパソコンの前から動けなくなるのでここにまとめていきます。全部で5つです。

※ただ、全員の個性をおさえてのアドバイスはできないのであしからず。

1 場所・時間帯選び

わたしの場合は美術館前一択で、頑なに他ではやってないんだけど、やっぱりアートが好きな人が集まる場所は売りやすい。なのでわたしのオススメはいつもその場所だったんだけど、その場所で絵がよくてもあまり売れないというバスカーが何人かいた。

とあるバスカーは手を変え品を変え場所を変え、試行錯誤の末に売れるようになったとのこと。特に場所を変えたことがそのバスカーにとって正解となったようだ。

とまあわたしのアドバイスはクソの役にも立ちませんでしたが、諦めなかったことが成功に繋がったんだと感じた。

バスカー毎に個性があって、絶対この場所!って場所はないしどの国が良いとかもない。(規制にもよるけど)一度のバスキングだけではわからない。時間帯もそう、自分がやりたい場所の研究を先にしておくのも重要である。

売れる時期なども考慮しておくといい。例えばオーストラリアであれば夏は11月頃から2月くらい。冬でももちろん稼げるが、夏は観光客が一層増える。更にクリスマス前は原画がよく売れる。

イベント事などでも客足は変わるのでネットで検索しておくとなお良い。

2 価格設定

それぞれ価格帯は自分の中で決めてると思うが、その国、地域で自分の商品はどのくらいの価格で売られているかも調べておくべき。

ちなみに調べ方を間違ったわたしはポストカードを超破格で最初は売っていた。後々修正しにくいので先に計画的に価格帯を設定しておく。他のバスカーでも良いし、地元のアーティストが作ったポストカードを売っているお店なんかも良いので見て回る。

ただし原画は自分の納得いく金額でしか売らないこと。安くても高くても、自分が見出した価値を付けないと本当にもったいない。確かにストリートで売っているとナメられるのか『えー高いー』と言われるのはしょっちゅう。

だけどわたしは一切曲げない。30人にひとりくらいはその価格に納得してくれるし、100人にひとりは欲しいといい購入に繋がるからだ。価格に納得しないならポストカードや複製画を売れば良いだけの話である。

あ、ただ絵を短時間で描きあげる系の方はまた話が違ってくるので、どっちにしてもかけた時間や技術、アーティストとしての価値、現地の雰囲気・性質などを考慮して設定してください。

3 見せ方

バスキングは露店みたいなもので『どう見せるか』はよく考えた方がいい。

わたしが一番気にしていることはパフォーマンスとして描いている絵。わたしの経験上デカい方が目立っていい。最初は小さかったキャンバスも今では横幅150㎝まで成長してしまった(やり過ぎ

移動は大変だけども立ち止まってくれる人数は断然多くなった。

それと商品の置き方。コレはまだわたしも実行していないので偉そうに書いてる場合ではないのだけれど、地べたに置くよりかは立て掛けたりテーブルなどに並べておくほうがお客さんから見てもらいやすい。わたしの絵はマダムに特に人気があり、毎回手に取りにくそうに見てる。時には足を器用に使って『コレ素敵ね』とマダムたちで話をしている。

加えて価格の表示。パッと見てもわかるくらいに価格はわかりやすくしておく。どれがいくらなのかはっきりさせておかないと、中にはシャイなお客さんは迷った挙句買わないという選択をしてしまうからだ。

4 額の利用

ポストカードや複製画などの額装にトライして欲しい。荷物が多くなってしまうので限りはあるが、わたしはポストカードを額装したものをディスプレイとして置いてたら、それが欲しいと言われることが多かった。

で、試しにちゃんと額装したものを商品として置くようになってから売り上げがぐんと上がった。そのまま部屋に飾れるようにしてあるのは良いらしい。

額も安くても良い。わたしのは$2.5とかそんなもん。でも自分の作品に合うものを探そう。

5 描くときの姿勢

コレはわたしの中で一番大事。他の国ではわからない。それぞれお客さんの性格の傾向もある。あくまでわたしのスタイルの場合。

描く時はこんな感じで、お客さんには絵しか向けてない。

つまり背中を向けて描いている。なぜか。シャイで根暗だからだよッ

ただこの描き方は結果良かったと思う。お客さんは絵を見にきてくれるけど、すぐに話しかけたりするとさっさと退散してしまう人も多い。『買わされるかも』『何か買わないと悪いかな』『見たいけど話しかけられそう・・』海外の方は堂々と見たいものは見て、見たくないものを見ない訳ではない。日本人ほどではなくても(オーストラリアは特にそう感じるが)空気を読んだりもする。

売りたい・見て欲しいオーラは集客の邪魔をする。お客さんに向かって描いているとしても、集中して描くことをオススメする。ニコニコとこちらから話しかけたりちょっと見てるだけの人を捕まえて商品説明はやめたほうが良い。

わたしは基本的に完全に背を向けて描いているだけ。どんなに後ろで褒められようとも振り向きもしない。商品を見てる人がいてもずっと描き続ける。お金を準備し始めたり、ものすごく話しかけたいオーラを感じ取った時に初めて顔を向けるのだ。

マトーメ

もちろん自分スタイルがある方には勧めないけれども、もしもバスキングやってみてもうまくいかないと悩んでる方は一度試してみて欲しい。

わたし自身この方法にしてから原画を売らずとも、金土日がメインで一日(5〜6時間)売り上げが$100〜350くらいにはなる。バスキングを始めた頃は$30〜150くらいだっただろうか。あんまり覚えてないけど。

現在ブッシュファイヤー (山火事)やコロナウイルス など悪条件にはなっているとは思うので一概には言えないが、試行錯誤の末にわたしはこの5つの方法でバスキングに自信がついた。

コレが全てで正解とは限らないのでそれぞれ諦めずたくさんの方法を試して挑戦してみてね。

では2020年改めてブログ更新していくつもり(つもりだよ)なので今後もよろしくお願いしまっす

しつこいようですがTwitterもよろしくう

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エンドウシノブ

ニューヨークで個展を開いたり、グラフィックデザインを勉強したり、日本をバイクで放浪したり、スクーターでニュージーランド一周したり、バスキング(路上パフォーマンス)するために現在オーストラリア・メルボルンに在住しているやりたい放題の画家エンドウシノブです。 独学で絵を描き続けてたくさんの経験をしているので海外のアートを絡めてシェアしています。
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