ラクガキは自分を救う ーばあちゃんの遺言編ー

近所の画材屋さんが閉店するらしく、ストック全品50%OFFセールをやっていて調子に乗って画材道具買ってきた。
いい感じのスケッチブックや絵の具はすでに売り切れていたので、安いクロッキーノートとチャコールペン。
それで描いた落描きである。
昔からよく描いてるハートの女王
アリスっぽい人
ドラキュラっぽい人
妖精っぽい人
魔女っぽい人
王様っぽい人
まあアレだ。
6枚中4枚は鼻描いてたら出来上がった絵だ。
夜な夜な手を真っ黒にして描いてる。
ラクガキは宝である
ラクガキは後々に構図やアイディアに困った時助けてくれる存在。
なんでもないように見えて結構自分を助けてくれるのだ。
チャコールペンを手に入れた私は、こう、なんかこんな、アレ、ぼかした絵とか描けて楽しい。
いつもボールペンでしか絵描かないから新鮮です。似顔絵とかデッサンとか描きたくなるよね。
でもここだけの話、似顔絵描こうと思ったら想像以上に下手くそになったので止めましたね。
私は基本一発描きなんだけど、でもそんな聞こえのいいもんじゃなく一度描いて失敗したらそれを写しながらもう一度イチから描き直す。
何枚か紙は無駄になってしまうけれど消しゴムで消すのがイマイチ好きではないからだ。
だからいつも紙を欲している。画材屋さんとか行くと紙モノの買い物を制御するのに苦労する。
画材屋さんの紙モノのコーナーで立ちすくんでいる私を見たら止めて欲しい。『紙は十分あるだろう』って言って止めて欲しい。
それでも自分の中から出てくるモノはどんなに雑でも汚くても、形に残しておいたほうがいい。
もし個展をやることが決まってたくさん作品を描かないといけなくなった時に、助けてくれるのは誰でもなく自分の過去の作品である。
何枚か紹介する。
このラクガキは
こうなる。
これは電車にいたおばちゃんの服が素敵で描いた絵
キャンバスに描くとこうなる
これはロシアの友達とバーへ行って、初めて心が通ったと感じた時の記念に描いた絵
こうなる。これは大切な友達が購入してくれた絵。
この絵もキャンバスに描いた。
この絵は地元の美容室に大きくプリントしてさらに原画も飾ってもらってる。
私の絵とばあちゃんの遺言
とまあこんな感じで、少なくとも私は過去のラクガキに助けられている。
死んだばあちゃんも言ってた。
『描いた絵は全部とっておけよ、いつか必要になるし、お前の宝だ』
いつも絵を描くことを応援してくれたばあちゃん。優しくて時に厳しかったばあちゃん。
あとこんなことも言ってた。
『米粒一つに7人の神様がいる。一粒残したら7回謝れ』
ご飯は残さず食べろよみんな。
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エンドウシノブ
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