2回目の個展

同じキャンプ場に泊まってるんだけど昨日はヨーロピアン、今日は一面アジア人なんだけどなんだこの風景の変わりよう。
他の席ガラ空きなのに私のテーブルに中国人ファミリーが座ってバナナ食べてるのは全然気にしてないよ本当だよ。パブリックスペースだからどこに座ろうと関係ないよ。子供が私のパソコンの画面ガン見してるのも全然気にしてないよ。
というわけでなんとなく2回目にやった個展について書きます誰も止めてくれるな(止めない
2009年の1月にやった時の絵たち。
画像悪いのはこの時の私は『絵を記録する』ことに疎かった。ケータイでチャッと撮るだけという最低の記録方法。
悪いことは言わん、自分の絵はちゃんと業者に頼んで撮ってもらうなり自分の素敵なカメラにきちんと収めるのだ。と言ってもあれだ、テキトーはダメ絶対。イジメもダメ、白い粉もダメ、絶対。
三脚に固定して晴れた日に室内で撮るのがベスト。
この絵は個展のDMで使った絵。
すごく思い出深い作品のひとつで、この絵を購入してくださった方が宮城県気仙沼にお住いの方。彼自身もアーティストで若かった私を応援してくれる意味で購入してくださったんだろうなあと今になって思う。
いつも鋭い意見と、それでいて優しい言葉をくださる方。
この時から何年かたった後の個展で、申し訳なさそうに私に言った。
『本当に申し訳ない、津波であの絵が流されてしまった』
私は何よりその方が無事だったことのほうが重要だったので絵に関してはなんとも思わなかった。むしろ海のどこかにこの絵が沈んでいるというロマンス。どこかにたどり着いてるのかも。そして石油王がそれを拾って金に群がる女どもに嫌気がさしてるから『これを描いた人と結婚する』とか言って私を探してるのかもしれない(ブッ飛んだ想像
そんな思い出のある絵。(石油王は関係ないよ
この絵にも思い出が。
『とある女の生涯』っていうタイトルをつけてた。
個展期間中は売れ残っていて、この個展のあとお洒落なBARに常設展示という形を取らせてもらうことになった。
BARへ絵を飾りに行った日、少しお酒を飲みながらマスターと話をしていると近くのお店のホステスさんとお客さんが一緒にやってきた。
ホステスさんがこの絵のタイトルを見て、
『私の人生だわ』
とポツリと言った。
なんだかその人の人生が少し見えた気がしたし、一緒にいたお客さんがそのホステスさんにと絵を購入してくださった。
絵にも運命があるんだなあと思わせてくれた一枚。
そしてタイトルの重要性もしみじみ感じた。
絵を描いてると、タイトルと絵を観た観覧者から出てくる言葉でその方の人柄が見えてくるので面白い。
私がつけるタイトルや描く絵は大抵自分の気持ちを代弁していたり自分自身への発信が多いんだけれど、近い感情を持ってる人は極度に同感してくれたり、純粋な人は『どういう意味ですか?』って聞いてくる。
どういう意味って・・
純粋な方にはわかってもらう自信がないっス・・
昔のブログに上げてた画像拾ってアップしようと試みたけれどもなぜか拒絶されるので帰国したら・・(何回目
海外放浪しながらブログ書くの好きだけど、こんな時にちょっと不便感じる・・必要なものがすぐに用意できない不甲斐なさ(単に私の知識の問題
もちろん旅を一番に楽しみたいのでブログに割く時間は限られていて、山にこもったりすれば何日間か何もできなかったりするけどできるだけ書くようにしてる。
だってこれは私のメモリアルな訳で、未来の私が一番楽しみにしている日記な訳だ。
誰も読んでくれなくてもいい、いいい、い、いいんだもん!(嘘だよ読んでくれないと泣いちゃう
2回目の個展の記憶が曖昧なのでこの辺でドロン(すいません
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エンドウシノブ
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