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画家エンドウシノブ

スランプの考え方と陥った時の【マジョタク改善法】

 
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ニューヨークで個展を開いたり、グラフィックデザインを勉強したり、日本をバイクで放浪したり、スクーターでニュージーランド一周したり、バスキング(路上パフォーマンス)するために現在オーストラリア・メルボルンに在住しているやりたい放題の画家エンドウシノブです。 独学で絵を描き続けてたくさんの経験をしているので海外のアートを絡めてシェアしています。

 

クリエイティブ野郎たちが必ずブチあたる壁、スランプ

急に自分が創り出すモノがつまらなく思えたり、自分の才能を疑ったりととても嫌になる。

描いても描いても気に入らず、紙のゴミが増えてなんか環境に悪いような罪悪感にまで苛まれる恐ろしい現象なのだ。

 

 

わたしも何度となくスランプに陥ることがあったけれど、いろいろと考えてみるとスランプって悪いことじゃないなあと思うことがある。何度も何度もスランプに陥り乗り越えてきた。それを今回共有する。

 

 

 

 

なぜスランプに陥るの?

 

いろんな原因があると思うけれど、わたしは絵描きなのでその目線で考える。

スランプってなんだか急に自分の作品に納得できなくなる時期のこと。でも今まで描いてたような絵は描ける。でもなんだかこれって描きたいものじゃない。

 

 

それは調子悪いんか?

 

悪いんじゃない。ただ自分の考え方に変化が起きただけなのかもしれない。

 

わたしが考えるスランプは

  • 自分の想像している絵や自分自身が高みに行き過ぎて、それを表現するための技術が追いついていない
  • 完璧な絵を求めすぎて本当は素晴らしき不完全な自分や絵を受け止められない
  • 絵は競争するものではないのに、他と比べてしまい隣の芝の青さに目が眩んでいる

 

 

隣の芝は青い。でも芝を交換してみてもやっぱり隣の芝は青いのだ。

 

わたしは自分の絵を他の人と比べて悲観したことはない。だって比べられないんだもの。

 

スポーツならタイムや得点がある。勉強なら成績が数字で出る。商売なら金額で結果が出る。

比べる数字がない絵は、負けず嫌いのわたしでも張り合ったことがない。自分の絵は自分の個性。他人の絵は他人の個性。

技術に関してはある程度の甲乙はあるけれど、技術のない絵が好きな人がいればヘタクソな絵がその人にとっての一番になる。だから絵というのはなかなか順位をつけられるものではない。

 

どうしても隣の芝が青く豊かに見える人は真似したらいいよ。そしていいところを盗む。たくさんの影響を受けて自分の中で混ぜ合わせて、そしてそれが自分のかけがえのない個性になっていく。

 

 

絵や自分自身が高みに行き過ぎて技術が追いつかない

 

スランプのメカニズムはこれだと思うんですよ。一言でいうと【成長】。

絵を描き続けていると想像力がどんどんついてきて、技術ももちろん成長していく。その想像力が飛び抜けてしまうと、それを表現するための技術が追いつかなくなる。

そこで思うんですよ。『あ、コレなんかスランプ』『なんか思うように描けない』

 

それは【成長】であって決して下手になった訳ではない。これからの成長幅の分、悔しさの分スランプは長い。でもそれは決してマイナスなことではないからむしろ喜べ

 

 

 

どうやってスランプから立ち上がるの?

 

 

何をほざいておるのだ。

それは日本人なら既に知っているハズだ。何故なら答えは日本の偉大なるアニメ【魔女の宅急便】で学ぶことができるからだ。

 

 

【魔女の宅急便】

新しい町にやってきて独立を目指す魔女のキキ。ある日突然飛べなくなり、猫のジジと会話さえできなくなる。

 

魔女のキキがスランプに陥って仕事を休み、絵描きウルスラの家のある森へ泊りに行く。

彼女と過ごした1日の最後、二人が眠りにつく前に話す会話。

 

 

 

(なんかこんな感じのシーン)(すいません)(ごめんなさい)(申し訳ありません)(サーセン)

 

突然飛べなくなったキキがその苦悩の胸の内をウルスラに語る。

ウルスラはキキの横顔を描きながら

 

『そういう時はジタバタするしかないよ。描いて描いて、描きまくる』

 

キキはここで『でもやっぱり飛べなかったら?』という。キキは既に何度も飛ぶ練習をしていた。

ウルスラはキッパリと

『描くのをやめる。散歩したり 景色を見たり、昼寝したり 何もしない。そのうちに急に描きたくなるんだよ』

 

キキ『なるかしら』

ウルスラ『なるさ』

 

 

キキは映画の最後に、友達のトンボを助けるためにデッキブラシで飛ぶ。扱いの難しいブラシで必死に。

キキはこの時スランプを完全に乗り越えたのかはわからない。

 

以前はどうやって飛んでいたかわからないと言っていたキキが、目的を持って『飛ばないといけない』と言う決心の元、自分しか友達を助けることができないという想いで夢中で飛んだ。

これは成長である。スランプには必ず成長がついてくる。

 

 

ここまで切迫した状況じゃなくても、個展前ギリギリになればどんなにスランプでも描ける。

結局はスランプであろうとなかろうと描けるもの。けれど、自分の中でパズルがうまくはまらなくなっているのがスランプである。

 

 

 

もしスランプに陥ったら

描いて描いて描きまくって、それでもダメなら絵のことは一旦置く。

それでも描きたくなって成長を繰り返すのが本物のアーティストなんだと私は思う。

 

 

スランプでも悲観せず、ちょっと休憩するつもりでゆっくりいきましょうや。

 

 

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