絵を描く人のための独学画家のブログ

指輪物語とホビット【ビルボがすごい】

2017/09/23
 
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ニューヨークで個展を開いたり、グラフィックデザインを勉強したり、日本をバイクで放浪したり、スクーターでニュージーランド一周したり、バスキング(路上パフォーマンス)するために現在オーストラリア・メルボルンに在住しているやりたい放題の画家エンドウシノブです。 独学で絵を描き続けてたくさんの経験をしているので海外のアートを絡めてシェアしています。

NZと言えば映画『ロードオブザリング(The Lord of the rings)』の舞台になったことが有名。来てから知ったけど。

その影響かNZの宿にはロードオブザリングのDVDが用意されてることが多い。

 

 

ロードオブザリングとホビットをこの何日か暇見つけてずっと観てる。

それで気づいたことが『ビルボがすごい』ってことだ。

 

 

ビルボがすごい

 

映画ファンじゃないとわからない話だけど書く。

ロードオブザリングの主人公がフロド・バギンズ。

 

ホビットの主人公がビルボ・バギンズ。

二人の関係は親子ではなく親戚で、子供のいないビルボが養子として迎えたのがフロド。指輪をめぐる騒動に巻き込まれる悲惨な二人だ。

 

 

そして【一つの指輪】と呼ばれる完全に呪われた指輪を持つことで心が支配されてしまうけど、ホビットは慈愛精神が強いからか他の種族とは違い心を支配されにくい。

そんなホビットを持ってしても長く指輪を持ち続けることによって

 

健康的な彼スメアゴル(彼もホビット系の種族)は

 

 

 

こうなるし、

 

 

 

 

 

 

優しそうなビルボおじいちゃん(111歳)は

 

 

 

 

 

 

一瞬だけバケモノみたいに豹変する

 

 

 

 

 

 

可愛らしいフロドも

 

 

 

 

 

 

なんかの世界に何度も入っちゃう

 

 

 

もともとこの指輪はラスボス【サウロン】が所有してたもので、サウロンとの戦いで人間がサウロンの指ごと切断して指輪を手に入れて、そのまま火山に捨てろとエルフの王に勧められるが既に指輪の力に魅了されていたので持ち帰っちゃう大馬鹿野郎から始まる。

 

その後その大馬鹿野郎はオーク等(下級のバケモノ)に奇襲をかけられ殺されてしまう。指輪は川底に落ち、しばらくの間眠っていた。自業自得である。

 

その後しばらくして、まだ普通だったゴラム(スメアゴル)が友人と釣りに出掛け、友人が偶然川底で指輪を発見する。

ゴラム(スメアゴル)

 

その指輪に執着したゴラムは友人を殺し指輪を自分のものにする。

ゴラムは生活を捨て、暗い闇の中で指輪に取り憑かれながら独り生活をする。

 

そうするとこうなる

 

話は『ホビット』へと移り、ビルボが仲間とともに旅をする中偶然ゴラムに遭遇、指輪を手に入れる。

指輪はビルボを助け、無事に旅を終える。

 

 

話はロードオブザリングへ

 

そこから60年後、ゴラムがサウロン勢力に捕まり指輪はどこだと拷問を受け『シャイア(ホビットの住む村の名前)』『バギンズ(ビルボ、フロドの姓)』を喋ってしまったことによりサウロンの手がホビットの住む村にまで広がることになる。

 

 

どうにかしようととりあえず旅に出る。旅の間、指輪を持ち続けてるフロドの憔悴度が半端ない。精神病んでる。

 

いろいろあって(雑)最終的にフロドとサム(フロドの友人で庭師)が滅びの山と言われるサウロンの本拠地に指輪を捨て物語は終わる。

 

 

とまあこれが全体の指輪の流れなんだけど、これよく考えるとビルボすごくない?

ビルボが指輪を持ち続けて最低でも60年。

フロドが指輪を受け継いで1年ちょっと。

 

それでもビルボは再度指輪見た時に

バケモノみたいになるけどこの程度。これは一瞬だけ。

 

 

フロドに指輪を渡す時も、渡すことをちょっと忘れたフリするだけでアッサリ指輪を置いて旅にでる。

 

ホビット以外のほぼ全員が一瞬で『ウホーーー!ユビワーーーー!!欲しいいーーーー!!!クレ!!!クレクレ!!!もう何が何でもくれッ!!!お願いお願いオネガ(略』状態になるのにビルボときたら60年も持っておいて・・

 

10代の頃だったけど原作の指輪物語とホビットは全部読んだし映画も何度も観た。

原作はさすがにちゃんと覚えてないけど、そんな私が思うビルボ像。

 

几帳面で表面だけの社交性しか持たないので周りと深く関わることをしない。予想もしないことが起きると柔軟に対応できない。

ところが旅で仲間たちと助け合いながら自分の役割を見極め、慌てはするけれど極めて冷静な判断力があり戦いにも参戦する勇気。時にはトロルたちに襲われながらも会話することで時間を稼いだり、ドラゴンとも怯えながらもまともに会話をする。

仲間を一番に考え危険を顧みない。

 

 

利己的に見えたビルボの本当の姿は利他的で慈愛精神を持っていて、芯が強く勇気がある。

 

そんな彼だったからこそあの指輪を持ち続けても

これで済んだのかなあと思った。

 

原作の指輪物語は本当に素晴らしい。まるで歴史を読んでるような設定の細かさ。J・R・Rトールキン(原作者)は学生の頃からこの細かい設定なんかをノートの端に書いていたらしい。

ホビットは読みやすいし、どちらもおすすめ。

 

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分厚い3冊の指輪物語。高いけどいいよね。分厚いの欲しい。

 

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エンドウシノブ

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